シンボル利用の評価と学習方法





 1) スクリーニング検査

 
シンボルに指差し(ポインティングやタッチング)ができるか。コミュニケーションを取るあいだ集中ができるか(5〜10分)。


 2) シンボルの選定

 
本人の欲求、要求、希望などに合致したシンボルを選ぶ。また親や周りの人々から、生活状況についてヒアリングをして適切なシンボルを選ぶ。


 3) 評 価


2)のシンボル群より、次の二つの基準を満たす場合、「知っているシンボル」とする。

<方法>5枚(小児)〜6枚(成人)を並べて、ゆっくりシンボル表記を読んであげて指差させる。

(a)1語につき、3回のうち2回正しく指差しができる。
(b) 5秒以内に指差しができる。



 4)練 習1:
識別練習


写真、ビデオやアニメーションなど、様々な方法を利用して2)の「知っているシンボル」の学習を行う。 後に、次の二つの基準を満たす場合に「学習されたシンボル」とする。

<方法>5〜6枚を並べて、ゆっくりシンボル表記を読んであげて指差させる。

(a)連続して5回正しく指差しができる。(途中でシンボルの場所を替える)
(b) 5秒以内に指差しができる。



 5) 記憶保持テスト1

 
実際にノートやボードに貼って利用が可能かどうかを判断する評価です。

 <方法>新しいシンボル群の練習を10回行ってから、それ以前の「学習されたシンボル」がちゃんと保持されているかどうかを3)と同様の方法で評価する。


 6) 練 習2 :
身振り(ジェスチャー)での例示練習

 
5秒内に識別 できたシンボルの身振りを促す(「歯ブラシ」シンボルで歯を磨く動作など)。3回のうち2回できたシンボルを「身振りも学習されたシンボル」とする。


 7) 記憶保持テスト2

 
<方法>新しいシンボル群の練習を10回行ってから、それ以前の「身振りも学習されたシンボル」がちゃんと保持されているかどうかを6)と同様の方法で評価する。



 8) シンボルを組み合わせる練習

 
 7)の段階まで学習できたシンボルを使って、句や文を作る練習を行う。動作絵のカードやビデオを用いる。



臨床・生活での利用方法 上記で4)段階以上に達したシンボルをノートやボードに貼り付け、先ずは場面に応じて健常者がシンボルを指差して確認する。(例 お昼の時間に「何を食べる?」 食べ物のシンボル群より選んで指差してもらう)








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